今年の鯉西つけば小屋は4/27(土)からの
営業になります。是非お越し下さいませ!

つけば小屋料理メニュー


つけば漁の由来。

つけば漁は、徳川時代から始められた長い伝統を有する漁法です。
つけばとは、はや(うぐい)の産卵習性を利用し、天然産卵床に似せて作った人工の産卵床のことで、今日の形式が確立されたのは、明治中期のことです。
この漁法は、群馬県で、一、二箇所、長野県下でも犀川、高瀬川などほんの数本の川でしか行われていない珍しいもので、最も盛んなのがこの千曲川水系の上小地区です。
初夏の風物詩であるつけば料理を御堪能ください。

 
     
 この時期のうぐい、お腹に虹のような紅の帯が現れ、産卵しやすい場所を求めて川を上ります。この習性を利用して急流に玉砂利を敷いて、人工的に産卵場所(種付場)を造り、集まったうぐいを一網打尽にしてしまう・・・これが“つけば漁”です。 この“つけば漁”は、全国的にも珍しく、最も盛んに行われているのは、千曲川水系であり、特にこの上田地方では古くから盛んに行われています。 この捕れたてのうぐいを川原に設けた小屋で料理して食べる。これが“つけば料理”です。また、この時期のうぐいは、一年の中で最も美味しいと言われています。 金色の卵があふれている塩焼き、山椒の匂いが食欲をそそる魚田、四季の山菜とマッチした天ぷら、これが“つけば料理”の代表的な三品です。    
     
はやの婚姻色は、真田の赤備え?!
これこそがまさしく赤備え!!
横の写真も下の写真も同じうぐい(はや)です!
   産卵時期のはや
     
 寒ばやとは1年で2度美味しい?!

はや(うぐい)はつけばの時期(産卵の時期)が1年の中でも一番美味しいと言われていますが、実は12月から3月の”寒”の時期も”寒ばや”と呼ばれていて身が締まり脂がのって美味しいと昔から食され親しまれています。だからはや(うぐい)は一年の中で2回旬がある魚なんです。
  寒ばや
 
     
 千曲川と共に、五十年。

漁から料理まですべて自社で手がけた季節料理小屋の料理を、豊かな水をたたえる千曲川を見ながら食する醍醐味は四月から十月までお楽しみいただけます。
パチパチと音を立てる囲炉裏で味わうウグイ・アユ等の塩焼き、竹筒に酒を入れ火にかけた竹酒、どれをとっても千曲川の味です。